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86フロントバンパー・リヤバンパー立て付け修理のご依頼です。東京からお越しくださいました。フロントバンパー下がりは、ディーラーさんにて一生懸命対応してもらったそうですが、ここまでの結果のようです。ボデー立て付け調整は鈑金屋さんの管轄かと思います。経験とノウハウにもそれぞれ差があるとは思いますが・・・・。

とても綺麗になされているお車でしたので気になるのも分かるような気が致します。

フェンダープレス部を塑性変形させ約3mm押し上げ。その他ヘッドランプ下ブラケット加工。

フロントバンパー取り付け部爪が掛かりやすい様に塑性変形させました。

 

バンパー取り付け途中の風景・・・。

バンパー下がりは解消されました。

フロントバンパー下取付部3点を既存のクリップからボルトナット止めに変更。そのことによりフロントバンパーのガタつきが解消され、フロントバンパーを前に引き出した状態でボルトナットを固定することにより更にバンパーとフェンダーとの隙間を狭めます。

美観性が向上しました。 たまらない・・・・。

 

フロントバンパーには走行風によりかなりの面圧がかかります。ハーフスポイラーなどを取付ていますと重量も増し、面圧プラスダウンフォースの効果もさらに加わります。そのことによりフェンダーとフロントバンパー取付部にはフロントバンパーを外方向に働こうとする力とダウンフォースによる下方向に動こうとする力が働きます。サーキット等で超高速走行をされる方は、フロントバンパーブラケット爪部の乗り越えをするほどの力が働くこともあります。その場合は、取付部の強化、ブラケット補強、フェンダー補強など更なる対策が必要かと思います。他には、ターボ取付車両等でエンジン内部が純正よりも高温になる車両は、フロントフェンダーも高温になる為、フロントフェンダーの強度はさらに弱くなります。86はフロントフェンダーが鉄板1枚形成の為(スバル車全般がそうなのかはあえて言いませんが??)

いろいろな要素を踏まえながらオーナー様とご相談しながら適切な作業をするのが最善ではないかと思っている次第でございます。

 

次にリヤバンパーの立て付け調整になります。ブラケット交換で対策。少しテールとクォーターとバンパーが隣接するあたりが浮いています。

ただ交換するのではなく隙間がなくなる方向にテンションを掛けながらしっかりボルトを締め付け。外した時の取付穴の若干の変形を直すことも重要かと思います。交換前はブラケットのガタがとてもありましたがなくなりました。

 

下側のライナーのエクステンション下部がフロントバンパーと共締めされていませんでしたので挟み込みナットの位置を変更

浮がなくなりました。

一直線・・・。

完成度の追及・・・。

オーナー様は、作業を一部始終拝見されていました。作業内容が把握できてとても喜んでおられました。ありのままに仕事をしていますので、拝見されても構いません。時間のない時はしゃべりませんが・・・・。いろいろなお話も聞けて楽しかったです。ご依頼誠に有難うございました。

 

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