アルテッツアインパネ塗装のご依頼です。とても綺麗なお車で驚きました。
内装吹き出し口廻り等ベトベト状態がきつくなり、オーナー様綺麗にアルコールで除去したようです。
そうなんです。私も内装のベトベト除去はアルコール(IPA)で落とします。そもそもこの内装パネルのベトベトはゴム系塗料を軟化させる材料が悪さするようです。本国で生産されているものはあまりないように思いますが、海外で塗装されているものは日本の過酷な天候に基準があわない為に、おきてしまってるようです。その為欧州車などの内装パネルは経年劣化による内装のベトベトが多発しているように思います。例えていうならば、子供の自転車のハンドルのグリップが最初は普通のグリップだったのに年月が経つといつの間にかベトベトしたグリップになってしまったという現象と同じかと思います。原因は紫外線のような気がします。
このベトベトを抑える為には、不具合部を全剥離、対策がなされている塗料で塗装しかありません。
シリコン系の隠ぺい塗料も業者さんが販売前の開発中の塗料をサンプルでいただきましたが、施工後では
塗料がのらないようです。ほんの少しのベトベトならば、裏技でガラスコーティングで保護膜をつけてしまう手もありかと思います・・・・。(邪道かも・・・。)
一度ベトベトになってしまったものの上に塗装をしてもじきにベトベトになってしまうかと思います。
塗装の場合は全剥離が無難かと思います。
とはいえ綺麗に剥離されている状態でご来店いただきました。
インパネ上部シボ模様のところも少しベトベトしていましたので、上面も剥離します。
塗装の為にバラバラに分解致します。今回はインパネは脱着しない修理でご依頼されました。
インパネ部剥離作業
マスキング
各傷部補修
シフトまわりもマスキング
センサー類も外します仕上がりも向上します。ひっかいたえぐれ部も削り、シボ剤という材料を使い、
えぐれ部を補修その他の傷も補修。自動車鈑金塗装関連とは全く異なる材料を使います。どちらかというと、家のソファーを直す感じでしょうか・・・。
内部も出来る限り塗装。
塗装完了。
アップで
セキュリティーランプは両面テープを本体側に貼りつけ、しっかり乾燥後に剥離紙を剥がし取り付けて
くださいませ。とお願いしておきました。
ピラー部も清掃。
オーナー様大変喜んでくださいました。120パーセントの出来とお褒めの言葉を頂きました。
この度は、ご依頼誠に有難うございました。
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