光岡自動車ガリューテールランプ加工のご依頼です。ガリューはフィアット500チンクエチェント
のテールランプが取り付けられています。その為、社外テールランプを加工してお好みのテールに加工してくださいとのご依頼になります。殻割前の写真が見当たりません・・・すいません。
テールランプを熱しシーリングを切りやすくします。このテールランプはシリコンシーラーで、レンズ面とハウジングが接着されてました。冷えている時よりは殻割しやすかったです。まあ強引に外したという感じになりました。
何とか外れました。片側は割れましたがストックがあったためそちらの殻割は難とかできました。
このテールのレンズ面のシルバー枠はレンズ面の裏側に塗装がされていました。外す時にどうしても傷が入りますので、塗装が必要になりました。またレンズ面は、アクリル又はポリカーボネートの為、外装用塗装では、何かしらの不具合、クラック等の2次損傷も予想されますので、ヘッドランプ専用クリアーなどの、保護被膜を作ってからの塗装になることになります。
片側のバックランプが赤レンズでしたので、もう1対の同じ型のテールランプのストックから、クリアーレンズを移植。
テールのメッキ部分の反射が気になるということでメッキを残したいところは残しあとは艶有りブラックで塗装してくださいとのご依頼。かなりの難関。理由はマスキングがかなりいびつな形状の為です。
画像はマスキング途中。
マスキング完了。
塗装前
ガスプライマーにて足付け
塗装致しましたが、マスキングテープを剥がす時塗装が剥がれました。めくっていったら全て剥がれてしまいました。本当に悩みました。ふとめっきが取れているところのボデーがブラックであることに気づきました。再度マスキングして、目の細かいコンパウンドでメッキ部が剥がせたので、黒くしたいところのメッキを剥がすことで、ご依頼をクリアー出来ました。
綿棒に細目のコンパウンドを付け見切り部のメッキを剥がしていきます。
テールレンズの周りのシルバーレンズ裏側に塗装されていたものを拭き取ります。シンナーで拭き取りしましたが、隅のところがきれいにとれませんでした。その為レンズ部上面を塗装することにしました。
格闘しすぎて画像がありません・・・。
レンズ面全面(表側)レンズリフォーマー2で1層目、レンズ廻り下色2層目、レンズ廻りシルバーで3層目、クリアーで4層目、ハイパーシルバーで5層目、クリアーで6層目、レンズ面全面(表側)クリアー7層目、マスキング部段差消しレンズ面全面(表側) クリアーコート。
足付けは3000番で足付けしてあります。
画像はレンズ面とボデーを張り合わせ中の画像。クリアーを積層することにより何とも言えない深み。レンズ廻りはハイパーシルバー塗装。ベース色はシルバー。
完成。ご依頼誠に有難うございました。
只今ヘッドランプ、テールランプカスタム加工は、お断りするケースもございますので、ご了承下さいませ。
この記事へのコメントはありません。