ドゥカティ ムルティストラーダ 1200S ヘッドライト修理のご依頼です。
ヘッドライトに傷が付いて磨いてクリアーの下地が出ている状態を直してほしいということでした。下地が出てしまっている状態でこのままクリアー塗装を致しますと輪郭が出てしまうのは避けられません。既存のクリヤーをプレスラインのきついところまで、剥離しなければ肉眼で見えてしまいます。
旧クリアーを剥離する為に500番から5000番までペーパーで仕上げます。
と言っても機械で仕上げていきます。
その後バフにて研磨。猛烈な時間を掛け細かい傷を消し去ります。塗装前に細かい傷を出来る限り無くすことが良い仕上がりの近道でありますが、完成度を上げれば上げるほどとてつもない時間が掛かります。
2000番辺りまで番手を上げてPCクリアーというヘッドランプクリアーを塗装する方法もございますが、シビアな仕上げは不向きかと私は思っております。最短仕上げ仕上がりはこだわらないとあれば、PCクリアはとてつもないパワーを発揮する商品かと私は思います・・・・。だってポリッシャー使わずに塗装工程にいけますから・・・。
塗装前の状態 中性洗剤で油汚れ等を落とすために水洗い。そして水分を除去後 脱脂剤はシリコンオフは使わずIPA(アルコール)にて。拭き取りは傷のつかないタオルにて拭き取り。傷がなぜか湧いてきますので、(はじめからある訳なんですが・・・。)発見したら懲りずに磨き直します。
プライマーレスヘッドランプ専用クリヤー主剤と硬化剤の割合は2:1
レンズリフォーマー2を選択。
静電気除去ガン
ガンは明治ファイナースポットにて塗装。ガンは何でもいいんですが、肌を細かくしたかったので。
塗装完了。
しっかり乾燥後ヘッドランプクリアーの上から今回はガラスコーティング。
最高峰クラス、終わらない撥水性能でおなじみのゼンゼロダイナミック施工。
強烈な輝き・・・・。
たまらない。違いの分かる方どうぞ・・・・。
ご依頼誠に有難うございました。
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